XLIFF 2ファイル (XML Localization Interchange Formatバージョン2.x)
XLIFF (XML Localization Interchange File Format) はXMLベースのフォーマットで、翻訳時およびローカリゼーション時にツール間でローカライズ可能なデータをやり取りする方法を標準化するために作成されました。また、翻訳ツールでは一般的な形式です。
XLIFFファイルはバイリンガルです - XLIFFはソースドキュメント形式ではありません。ファイルには、memoQが翻訳エディタでセグメントを表示するのと同様に、セグメント全体が含まれています。ステータス情報、タグ、およびマッチ率も保存できます。さらに、XLIFFファイルには、翻訳されたドキュメントのエクスポートに必要な「スケルトン」データが含まれている場合があります。しかし、XLIFFファイルが別のツールで作成されている場合、memoQはスケルトンデータを解釈できません。
memoQでは、XLIFFファイルからプレビュー情報を取得できます。
XLIFF 2ファイルでは、プレビューIDは、<group>、<unit>、または、<segment>エレメントの属性内、またはこれらのエレメントの新しく定義された子エレメント内にあります。
XLIFFは標準です:XLIFFは2002年にOASISによって標準化されました。現在の仕様はv2.1で、2018年2月13日にリリースされました。
XLIFF 1ファイルとXLIFF 2ファイルには互換性がありません。XLIFF 1ファイルをインポートするには、XLIFF 1フィルタを使用します。
さまざまなツールからのXLIFF 2ファイルをインポートする場合にこのフィルタを使用します:別の翻訳ツールで保存されたXLIFF 2ファイルを受信した場合は、このフィルタを使用してインポートします。
XLIFFが取り込まれ、XLIFFが書き出されます:memoQが別のツールからのXLIFFファイルをインポートした後は、XLIFFファイルのみをエクスポートできます。memoQは翻訳を元の形式でエクスポートできません。そのためには元のツールが必要です。
このウィンドウでは、memoQがXLIFF 2ファイルをインポートする方法を設定できます。ここではわかりやすくするために、バージョン間の違いが重要でない場合には「XLIFFファイル」と呼びます。
操作手順
- XLIFF 2ファイルのインポートを開始します。
- 文書のインポートオプションウィンドウでXLIFF 2ファイルを選択し、フィルタと構成を変更をクリックします。
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文書のインポート設定ウィンドウが表示されます。フィルタドロップダウンから、XLIFF 2 フィルタを選択します。
その他のオプション
完了したら
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設定を確定して文書のインポートオプションウィンドウに戻るには:OK(_O)をクリックします。
文書のインポートオプションウィンドウで:OK(_O)を再度クリックすると、ドキュメントのインポートが開始されます。
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文書のインポートオプションウィンドウに戻り、フィルタ設定を変更しない場合:キャンセル(_C)をクリックします。
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重ねがけフィルタの場合は、チェーン内の別のフィルタの設定を変更できます。ウィンドウの上部にあるフィルタの名前をクリックします。