ビュー
翻訳グリッドでは、翻訳文書の内容を手動で編集できます。ただし、大半の場合、翻訳文書にはたくさんのセグメントが含まれているため、ナビゲートするのが難しいかもしれません。選択した翻訳ドキュメントからフィルタされたセグメントまたはソートされたセグメントのビューを作成すると、作業が簡単になります。作成したビューは、プロジェクトホームの翻訳ペインのビュータブから開くことができます。 ビューの使用は、メインの翻訳グリッド内のドキュメントに対して実行されるフィルタリングや並べ替えとは異なります。ビューは常に静的なものです。名前がついていて、いつでも開くことができ、別のファイルであるかのようにエクスポートやインポートができ、翻訳者に割り当てることができます。一方、オンザフライフィルタリングの結果リストは独立したものではないため、一時的にしか利用できません。オンザフライフィルタリングでは、プロジェクトを閉じると、フィルタリングされたリストは失われます。フィルタリングされた結果が再び必要になった場合は、オンザフライフィルタを再度実行する必要があります。 ビューを使用するシナリオWebサイトを翻訳する必要がある場合、通常は何百、何千の小さなファイルが、そのほとんどで翻訳すべきセグメントが少ししか含まれないような状況です。翻訳者が100ファイルを割り当てられ、各ファイルを1つ1つ開いて閉じる必要があると、翻訳作業は本来よりもかなり時間がかかるものになるでしょう。 この状況に対する解決策は、小さなファイルをつなぎ合わせることです。memoQでは、任意の数のドキュメントを選択して、それらの単一ビューを作成できます。ビューは1つの文書のように機能するため、元の複数の文書を開いて閉じる必要がなくなります。元の文書の内容は、翻訳リストに表示される順番になります。ビューはバイリンガルファイルに保存でき、例えばハンドオフパッケージの一部として別のコンピュータに転送できます。 一方、長い章でから成る書籍を翻訳する必要がある場合に、1人の翻訳者が費やせる時間内にすべて対応できないほど長い章もあります。 このようなケースでは、長い文書を分割できます。つまり、文書の一部からビューを作成できます。翻訳リストで、1つの文書を選択し、ビューの作成を開始します。ビューの作成ダイアログで、セグメントの開始番号と終了番号を指定します。これは、文書のどの部分を新しいビューとして指定したいのかを示すものです。例えば、4,500セグメントから成る文書の1,500から3,000までのセグメントを使用してビューを作成できます。 ビューの作成操作1つで、文書から一部分を抽出できます。1つの文書から複数のビューを作成する場合は、作成するビューの数だけ、ビューの作成コマンドを繰り返す必要があります。 翻訳のレビューまたは準備:セグメントの選択翻訳プロジェクトをレビュー中に、プロジェクト全体の特定のセグメントが必要になる場合もあるでしょう。これらはいつくかの例です:
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