セグメンテーションルール

プロジェクトに翻訳文書を追加すると、インポート中にセグメント分けされます。セグメント化は、翻訳文書に含まれているテキストをセグメント(翻訳ユニット)に分割する工程です。翻訳者の仕事は、そのようなすべてのユニットに対して訳文を作成し、翻訳メモリに保存する翻訳ペア(ソースセグメントとよばれる原文セグメントとターゲットセグメントと呼ばれる訳文セグメント)を構築していくことです。

デフォルトでは、セグメントの境界は句読点になっています。大半の場合、ピリオドは文末を意味します。通常、その文は、翻訳可能な意味のあるユニットです。ただし、例外もあります。たとえば、ある言語では序数など、新しい行以外にピリオドが付けられる場合があります。

セグメンテーションは、各ソース言語に固有のセグメンテーションルールによって定義されます。memoQでは、セグメンテーションルールは編集可能なリソースです。memoQには事前定義されたセグメンテーションルールがあり、ほとんどの場合、これで十分です。ただし、セグメンテーションルールを編集および共有できるため、memoQの柔軟性と精度が向上します。

重要:他のツールから移行する場合には、memoQはSegmentation Rule eXchange (SRX) 1.0への対応を提供するため、100%の互換性があります。これにより、翻訳メモリの完璧な再利用が可能になります。リソースを選択して編集をクリックすると、SRXファイルをインポートできます。

注意:memoQのセグメントは、テキストで作業するための非常に強力なツールである正規表現に基づいています。とりわけ、正規表現はユーザー(翻訳者)にとってセグメンテーションルールをカスタマイズしやすいです。