フィルタ構成の新規作成 (重ねがけフィルタ)
フィルタ構成は、翻訳が必要な文書をどのように読み取る、つまりインポートするかをmemoQに命令するものです。
一般的な詳細については:フィルタ構成の作成のメイントピックをご覧ください。
文書内でテキストが異なる構造を持つ、複雑な文書が存在します。例えば、Excelワークブックのセルには、プレーンテキストではなくウェブページが含まれている場合があります。
この場合、memoQは文書を処理するために2つのフィルタが必要です。上記の例について考えます:まず、Excelフィルタがワークブックからウェブページを抽出します。続いて、HTMLフィルタが抽出されたウェブページからテキストを取得します。
memoQのこの処理を可能にするフィルタ構成を、重ねがけフィルタと呼びます。
フィルタ構成を編集するには、文書のインポート設定ウィンドウが必要です。これは、重ねがけフィルタの場合も同様です。フィルタ構成を微調整するには、オプションを設定してインポートコマンドを使って文書をプロジェクトに追加します。
チェーンの最初のフィルタがDOCX (Word) またはXLSX (Excel) の場合は、次のコマンドを使用しないでください:連鎖HTMLまたはXMLフィルタは、前のフィルタがインラインフォーマットのテキストを返す場合は機能しません。WordまたはExcelの後にHTMLまたはXMLを連結する場合、これらは無視できます。ただし、まだチェーンが設定されていないフィルタ設定では、インラインフォーマットを無視できません。たとえば、XLSXとHTMLを連結するフィルタが必要な場合は、ドキュメントのインポート時にフィルタ設定を設定し、文書のインポート設定ウィンドウから直接設定を保存します。
操作手順
リソースコンソールを開きます。フィルタ構成を選択します。リストの下で新規重ねがけフィルタを作成をクリックします。
プロジェクトまたはサーバープロジェクトから:オプションを設定してインポートから始め、文書のインポート設定ウィンドウで重ねがけフィルタを設定できます。ここから重ねがけフィルタ構成を保存できます。終わったら、これではなく、新規フィルタ構成の作成ウィンドウが表示されます。詳細については、メイントピックをご覧ください。
リソースコンソールでマイコンピュータが選択された場合。または、ローカルプロジェクトから
リソースコンソールでmemoQ TMSが選択された場合
その他のオプション
- 名前を名前ボックスに入力します。名前はコンピュータ、または作成場所のサーバーで一意である必要があります。
- 説明ボックスにフィルタ構成の目的を入力します。他の人もこのフィルタ構成を使う必要があるかもしれないため、必ず入力してください。
- 第一フィルタ(F)ドロップダウンボックスから最初の文書タイプを選択します。インポートする元のファイルが同じタイプの場合、memoQはこの重ねがけフィルタを使います。
- 元の(外部)ファイルを既定設定でインポートするべきではなく、またこれに対するフィルタ構成が既に存在する場合:第一フィルタの構成ボックスで最初の文書タイプのフィルタ構成を選択します。これは任意です。
- 第二フィルタ(S)ドロップダウンボックスから2番目の文書タイプを選択します。外部文書がインポートされた後、memoQはこの2番目のフィルタを使って内部のコンテンツを処理します。
- 内部コンテンツを既定設定でインポートするべきではなく、またこれに対するフィルタ構成が既に存在する場合:第ニフィルタの構成ボックスで2番目の文書タイプのフィルタ構成を選択します。これは任意です。
完了したら
重ねがけフィルタ構成を作成するには:OK(O)をクリックします。
リソースコンソールに戻り、重ねがけフィルタ構成を作成しない場合は:キャンセル(C)をクリックします。