LQA 統計をサーバー上にエクスポート
memoQには、LQA (言語的品質保証 - Linguistic Quality Assurance) の機能が備わっています。LQAとは、人手によるフィードバックを文書に盛り込む方法のことです。レビュー担当者は、フィードバックを構造化および形式化し、必要に応じて翻訳を格付けすることができます。LQAオプション - LQAモデル - を使って、これを入力し、レポートします。
オンラインプロジェクトにはLQAを設定できます。このプロジェクトでは、文書にレビュー担当者からの構造化されたフィードバックが含まれます。memoQ TMSはこれをレポートできます。
すべての文書が完全に完了したら、memoQ TMSは、プロジェクト全体のLQAフィードバックの統計を自動的にエクスポートすることができます。プロジェクトテンプレートでプロジェクトを作成した場合にこの機能を使用できます。
操作手順
- リソースコンソールを開きます。プロジェクトテンプレートを選択します。
オンラインプロジェクトのみ:オンラインテンプレートを使用します。リソースコンソールの最上部でmemoQ TMSを選択します。選択をクリックします。
- 必要なときに文書のワークフローの状況を変更したいプロジェクトテンプレートを選択します。選択したオブジェクトを右クリックし、編集をクリックします。
オンラインプロジェクトのみ:この動作はローカルプロジェクトでは実行できません。プロジェクトテンプレートの編集ウィンドウの右上隅の目が閉じている場合は、これをクリックします。
- プロジェクトテンプレートの編集ウィンドウで、自動操作を選択します。最初に表示されない場合は、プロジェクトの自動化タブをクリックします。
- 使用可能なトリガ で、LQA統計のエクスポートをmemoQに開始させるイベントをクリックします。例えば、すべての文書が納品された後がこれに該当するかもしれません。この場合は例えば、すべての文書完成ワークフローをクリックします。
- 選択済みトリガに動作を追加の横にある+をクリックします。このトリガに追加する動作を選択ウィンドウが表示されます。
- LQA 統計をサーバー上にエクスポートをクリックします。LQA 統計をエクスポート - 設定ウィンドウが表示されます。
このアクションが既に存在するために追加できない場合:選択済みトリガに動作を追加で、LQA 統計をサーバー上にエクスポートをクリックします。リストの横にある設定ボタンをクリックします。LQA 統計をエクスポート - 設定ウィンドウが表示されます。
その他のオプション
- memoQ TMSがどのようにエラーをグループ化するかを選択します:
- 改善が必要な領域に焦点を当てる場合は、カテゴリを選択します。
- 翻訳の全体的な品質を把握する場合は、深刻度を選択します。
- 翻訳の品質を完全に分析する場合は、詳細情報を表示を選択します。
ワードカウントに依存します:レポートには、LQAエラーの影響を受けるテキストの量が、その深刻度とタイプとともに示されます。これはワードカウントから計算されるため、memoQはここでワードカウントについて尋ねます。単語数の設定は変更しないでください。
Trados 2007スタイルのワードカウントを使わないでください:通常、memoQはMicrosoft Wordのように単語を数えます。かつて、Trados 2007以前 (Trados Translator's Workbench) が翻訳ツールとして支配的な立場にあった頃は、翻訳会社が比較できるようにmemoQが同様のワードカウントを生成できることが重要でした。しかし、今はもうこのような状況にありません。Trados 2007スタイルのワードカウントを使うのは、クライアントが過去のバージョンのTradosをかたくなに使い続けている場合のみにしてください。
- レポートの形式を選択します:読みやすくて印刷もしやすいHTMLか、Excelで開いて自分で様々な計算を行うことができるCSVを選択することができます。CSVを選択した場合は、CSV 区切り文字で区切り文字を選択します。CSVファイルは、表が含まれるプレーンテキストファイルです。表のセルの内容は、区切り文字で区切られます。エクスポートされたLQAレポートでは、セミコロン、カンマ、またはタブが区切り文字になります。Excelで開きやすいファイルにしたい場合は、タブを選択します。
- エクスポートパスのルールで、エクスポートされたレポートのフォルダと名前を設定します。プレースホルダを使えば、memoQ TMSがプロジェクトの名前、ファイルの作成日時、プロジェクトの言語などに基づいた名前を付けることができます。プレースホルダは、このプロジェクトテンプレートから作成された進行中のプロジェクトの実際の情報に置き換えられます。
固定されたメインフォルダがあります:memoQ TMSは、レポートをプロジェクトのファイル保存場所に保存します。これはサーバー上のフォルダです。このフォルダの場所を変更できるのは、システム管理者だけです。
通常、memoQ TMSは、LQAレポートをサーバーのLQA 統計フォルダに保存します。
ファイルの名前は、レポートがエクスポートされた日時から集約されます。ファイルの拡張子はCSVまたはHTMLです。
これは変更できます:パスにフォルダを追加したり、名前に他のプレースホルダを使うことができます。また、このプレースホルダをフォルダの名前に使うこともできます。ただし、メインフォルダは変更しないでください。
- プロジェクト:プロジェクトのプロジェクトフィールドの内容。これはプロジェクト名ではありません。
- クライアント:プロジェクトのクライアントフィールドの内容。通常、翻訳のエンドユーザーの名前。
- ドメイン:プロジェクトのドメインフィールドの内容。通常、ソース文書のより狭い範囲のサブジェクトやジャンル。
- サブジェクト:プロジェクトのサブジェクトフィールドの内容。通常、ソース文書の分野。
- プロジェクト名:プロジェクトの完全な名前。memoQとmemoQ TMSはこの名前を使ってプロジェクトを特定します。
- SrcLangIso2:プロジェクトのソース言語の2文字のコード。
- SrcLangIso3:プロジェクトのソース言語の3文字のコード。
- DocTrgLangListIso2:ドキュメントのターゲット言語の2文字コードのリスト。
- DocTrgLangListIso3:ドキュメントのターゲット言語の3文字コードのリスト。
- YYYY:レポートがエクスポートされた年(4桁)。
- YY:レポートがエクスポートされた年(2桁)。
- MM:レポートがエクスポートされた月(2桁)。
- DD:レポートがエクスポートされた日(2桁)。
- HH:レポートがエクスポートされた時間(2桁)。
- NN:レポートがエクスポートされた分(2桁)。
完了したら
プロジェクトテンプレートにアクションを追加するには:OK(O)をクリックします。
OK(O)をクリックしても何もエクスポートされません:進行中のプロジェクトに自動的にレポートをエクスポートするには:このプロジェクトテンプレートからプロジェクトを作成し、ワークフローを進めます。出力フォルダを確認します。
プロジェクトテンプレートに動作を追加せずにプロジェクトテンプレートの編集ウィンドウに戻るには:キャンセル(C)をクリックします。