翻訳者、レビュー担当者ねプロジェクトマネージャー、その他のチームメンバー全員がmemoQ TMSのコンピュータにアクセスできるようにする必要があります。
チームメンバー全員が社内で仕事をしている場合は、ローカルエリアネットワーク(LAN)内からmemoQ TMSにアクセスできれれば十分です。この場合、memoQ TMSのIPアドレスが時間の経過とともに変化しないようにしてください。ネットワークでDHCPを使用している場合(ローカルネットワークをインターネットに接続するためにルーターを使用している場合は、ほとんどの場合そうです)、ルーターの説明書を参照して、内部ネットワークのサーバーに固定IPアドレスを設定してください。
社内のチームメンバーとフリーランサーの両方と仕事をする場合、memoQ TMSはローカルエリアネットワークとインターネットからもアクセスできなければなりません。このような場合には、インターネットサービスプロバイダー(ISP)のコロケーションセンターでサーバーを物理的にホスティングするのが最善の方法です。
これを行わずに、DSLやケーブルプロバイダーなどでインターネットに接続された小規模なプライベートネットワークにサーバーを設置した場合、memoQ TMSには内部アドレスと外部アドレスの2つのIPアドレスが割り当てられます。この場合、サーバに対して単一のDNS (ドメインネームシステム) 名を設定する必要があります。この名前は、ローカルネットワーク内にいる場合は内部IPアドレスに、外部から接続する場合は外部アドレスに解決されます。DNS名の例としてはmemoqserver.translationcompany.comなどです。
サーバーへのアクセスには、IPアドレスではなく、必ずDNSドメイン名を使用してください。IPアドレスのままでは、サーバーを移転する際に大変な問題が発生します。memoQデスクトップクライアントがmemoQ TMSコンピュータにドメイン名でアクセスする場合、IPアドレスは他の設定を変更することなく変更できます。また、dyndns.comなどの動的DNSサービスを使用して、固定IPアドレスを持たないサーバにDNSドメイン名を使用することもできます。
一方、memoQデスクトップクライアントがIPアドレスでサーバーにアクセスしている場合、IPアドレスが変更されると、すべてのデスクトップクライアントですべてのリソースとすべてのプロジェクトを再度登録する必要があります。このように、ちょっとした設定の工夫で回避できる作業がたくさんあります。
memoQ TMSは、TCPポート80と2705を使って通信します。ポート80はライセンス認証に使用されます。memoQ TMSアクティベータープログラムは、このポートを使用してサーバーライセンスを取得します。さらに、お使いのmemoQ TMSがライセンス (ELM) サーバーとして動作する場合は、ポート80で定期的にmemoQ Zrt.のアクティベーションサーバーに接続する必要があります。ポート80は、memoQ TMSコンピュータのアウトバウンドトラフィックと、クライアントコンピュータとmemoQ TMSの間にあるファイアウォール/ルーターの両方で開きます。
お使いのネットワークがポート80への接続にプロキシサーバーを使用している場合、memoQ TMSはそのプロキシサーバーを使用できます。
ポート2705は、memoQ TMSのメインサービスポートです。memoQデスクトップクライアントがこのポートを介してmemoQ TMSコンピュータにアクセスできることを常に確認してください:サーバーコンピュータとmemoQデスクトップクライアントコンピュータ間のルーター/ファイアウォールの両方で、インバウンドおよびアウトバウンドの両方のTCPトラフィック用にポートを開きます。
次の図は、memoQ TMSの各部のポート使用状況を示しています: