翻訳結果設定

フィルタ設定タブで、翻訳メモリ、ライブ文書、および用語ベースヒットを設定します。

翻訳メモリとライブ文書セクション：

• 翻訳メモリと資料のヒットにフィルタを適用して制限：このチェックボックスをオンにすると、同一のターゲットセグメントがヒットした場合、1件のみ表示されます。
• 表示する翻訳メモリと資料の最大ヒット数：このボックスで、翻訳メモリまたは資料の候補をリストに表示する数を設定します。
• 対訳のない資料のヒットも表示：このチェックボックスをオンにすると、モノリンガル文書からのライブ文書の候補が表示されます。

用語ベースセクション：

• 最長のソース用語一致以外を非表示：ソーステキストに2つの用語が含まれており、一方の用語がもう一方の用語を含んでいる場合、memoQは短い方の用語を非表示にできます。そのためには、このチェックボックスをオンにします。たとえば、ソーステキストに用語である「翻訳メモリ」が含まれていますが、「翻訳」も用語ベースの用語の1つである場合、memoQでは「翻訳メモリ」のみが表示されます。

  1つのソース用語は1つの翻訳のみを提供します：フィルタリングをオンにすると、このチェックボックスのオン/オフに関係なく、memoQは同一のソース用語に対して1つの翻訳のみを表示します。

• 用語ベースからの候補をどのように並べるかをmemoQに指示することができます。次のいずれかのラジオボタンを選択します：

  • テキストでの登場順：用語ベースの候補は、ソースセグメントと同じ順序で表示されます。

  • アルファベット順：用語ベースの候補は、ソース用語のアルファベット順に表示されます。

• ランク別に用語ベースヒットを並べる。

  • オンの場合：memoQは、プロジェクト内の用語ベースのランキングと、用語ベースエントリ (クライアント、ドメイン、サブジェクト) の記述的な詳細に従って、用語ベースの候補をソートします。

  • オフの場合：候補は、ソースの位置順にソートされ、次に用語ベースのランク順にソートされます。または、アルファベット順にソートされ、次に用語ベースのランク順にソートされます。用語ベースのランキングを表示およびチェックするには：memoQデスクトップアプリのプロジェクトホームで用語ベースを選択し、番号を確認します。

  memoQが用語ベース候補をランク付けすると、各候補にスコアが与えられます。ある候補が他の候補よりもプロジェクトと共通した記述的な詳細を持つ場合、その候補はより高いスコアを得ます。2つの候補が同じ数の詳細を共有している場合、memoQはこれらの詳細の重要性をチェックします。用語ベースの候補に、プロジェクトに一致するより重要な詳細が含まれている場合、スコアが高くなります。重要性の順序は次のとおりです。最も重要な詳細から重要性ががります：プロジェクト名、クライアント名、サブジェクト、およびドメイン。

  例：同じソース語句に対して2つの用語ベースヒットがあり、最初の用語ベースヒットがクライアント名に一致し、2番目の用語ベースヒットがサブジェクト名に一致する場合、クライアント名の方が重要であるため、勝者は最初の用語ベースヒットになります。

• 対訳のない用語ベースのヒットを表示：このチェックボックスをオンにすると、現在のターゲット言語での用語の翻訳がなくても、memoQは用語ベースの候補を表示しますが、他の言語の翻訳はあります。

結果の順序タブでは、ヒットをタイプ別に並べ替えたり、無効 (非表示) にすることができます。

• 上へ移動および下へ移動矢印を使用して、ヒットの種類の順序を変更します。ここで選択した順序で翻訳結果リストにヒットが表示されます。

• デフォルトでは、すべてのヒットタイプが有効になっています。ヒットの種類を無効化した場合（例：自動訳語検索(LSC)の有効チェックボックスをオフにするなど）、翻訳結果リストに表示されなくなります。

自動挿入タブで、memoQが自動的にマッチを挿入する方法を選択できます。

セグメント確定後、最適な結果を自動挿入：これをオンにすると、memoQは最適なヒットを自動的に挿入します。ウィンドウの下半分で最適なヒットを選択できます。これがデフォルト設定です。これをオフにすると、memoQは最適なヒットを自動的に挿入しません。このウィンドウの他のすべての設定は無効になります。

自動挿入オプションセクション：

3つのオプションがあります (最適なものから順に示します)。最初のオプションは既定で有効になっています(自動挿入がオンの場合)。残りのオプションから選択できます。

1. 最初に、memoQは最適なTMまたは資料ヒットを挿入しようとします：

   memoQはセグメントのすべての一致のマッチ率を確認して最適な一致を見つけます。最小マッチ率(M)スピンボックスで、最小マッチ率を設定できます。翻訳メモリまたは資料から得られた一致の一番高いマッチ率が最小マッチ率を下回る場合、memoQは自動挿入しません。

2. TMまたはライブ文書資料からの一致を挿入できなかった場合、memoQは機械翻訳ヒットを挿入しようとします：

   翻訳メモリからの適切なヒットがない場合に、MTヒットを挿入：機械翻訳プラグインがあり、かつ、翻訳メモリから一致が得られない場合には機械翻訳を挿入したい場合には、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスのチェックマークを外した場合、または機械翻訳を設定していない場合、memoQはこのステップをスキップします。

3. 機械翻訳が使用できない場合、またはオフになっている場合は、memoQはソーステキストをターゲットセルにコピーできます。

   他のマッチが見つからない場合にソースをコピー：ヒットがない場合にmemoQがソーステキストを翻訳セルにコピーするには、このチェックボックスをオンにします。既定では、これはオフになっています。オンにした場合、memoQは1つのセグメントを確定するとその次のセグメントに必ず何らかのテキストを挿入します。