LQAモデルの新規作成
memoQには、LQA (言語的品質保証 - Linguistic Quality Assurance) の機能が備わっています。LQAとは、人手によるフィードバックを文書に盛り込む方法のことです。レビュー担当者は、フィードバックを構造化および形式化し、必要に応じて翻訳を格付けすることができます。LQAオプション - LQAモデル - を使って、これを入力し、レポートします。LQAモデルは、エラーカテゴリを定義します。これを使ってエラーをスコアリングし、翻訳を格付けすることができます。一部のモデルでは、翻訳を失格にすることができます。
LQAには複数の標準があります。memoQは次の3つをサポートしています:J2450、LISA、TAUSです。また、memoQでは独自のLQAモデルも導入しています。
各種設定の詳細については、LQAモデルの編集に関するトピックをご覧ください。
LQAとQAを混同しないでください:memoQは形式エラーを自動的に探すこともできます。たとえば、用語の統一性、翻訳の長さ、インラインタグの一致などをチェックできます。このチェックのことを、QAチェックと呼びます。
対象はプロジェクトです:LQAモデルはプロジェクトに対して選択します。選択するには、プロジェクトを開きます。
必ずプロジェクトにLQAモデルを追加してから文書のインポートを始めてください。
翻訳エディタからLQAフィードバックを入力するには:Shift+Enterを使ってセグメントを拒否し、表示されたフォームを入力します。プロジェクトにLQAモデルがない場合は、フォームは表示されません。
LQAモデルは空:新しいLQAモデルは空です。編集してカテゴリ、深刻度、および格付けを設定する必要があります。
操作手順
リソースコンソールを開きます。LQA 設定を選択します。リストの下で新規作成をクリックします。
プロジェクトから:プロジェクトを開きます。プロジェクトホームで、設定を選択します。設定ペインでLQA モデルアイコンをクリックします。(このアイコンは怒った顔を示しています。)リストの下で新規作成/使用をクリックします。このコマンドでは、LQAモデルが作成され、プロジェクトに追加されます。
オンラインプロジェクトから:管理対象のオンラインプロジェクトを開きます。memoQ オンラインプロジェクトウィンドウで、設定を選択します。設定ペインでLQA モデルアイコンをクリックします。(このアイコンは怒った顔を示しています。)リストの下で新規作成/使用をクリックします。このコマンドでは、LQAモデルが作成され、プロジェクトに追加されます。
リソースコンソールでマイコンピュータが選択されている場合
リソースコンソールでmemoQ TMSが選択された場合 (たとえローカルプロジェクトから来た場合でも)
その他のオプション
- 名前を名前ボックスに入力します。名前はコンピュータ、または作成場所のサーバーで一意である必要があります。
- 説明ボックスにLQAモデルの目的を入力します。他の人もこのLQAモデルを使う必要があるかもしれないため、必ず入力してください。
完了したら
LQAモデルを作成するには:OK(O)をクリックします。
リソースコンソールまたはプロジェクトホームに戻り、LQAモデルを作成しない場合は:キャンセル(C)をクリックします。
- LQAモデルを作成したら、設定する必要があります。品質基準とその評価方法を指定する必要があります。基準を満たしていない場合は、換算を等級付けする必要があるか、または不合格にする必要があるかを決定する必要があります。
LQAモデルを設定するには、モデル (...) の設定ウィンドウを使用して設定を変更します。
- LQAモデルを使用するには、プロジェクトに追加する必要があります。
- ローカルプロジェクトで、プロジェクトホームの設定ペインを使用し、LQA モデルタブをクリックします。次に、使用するLQAモデルのチェックボックスをオンにします。
- オンラインプロジェクトで、memoQ オンラインプロジェクトウィンドウの設定ペインを使用し、LQA モデルタブをクリックします。次に、使用するLQAモデルのチェックボックスをオンにします。
- 特定のLQAモデルを使用するようにプロジェクト・テンプレートを設定することもできます。そのためには、プロジェクトテンプレートを編集します。プロジェクトテンプレートの編集ウィンドウで、設定ペインを選択します。設定ペインで、言語に依存しないリソースタブ (2つのツールを持つアイコン) をクリックします。LQA 設定ドロップダウンボックスからLQAモデルを選択します。この後、このテンプレートを使用してプロジェクト (ローカルまたはオンライン) を作成すると、最初からLQAモデルが作成されます。
プロジェクトにLQAモデルがある場合、インポートするすべてのドキュメントにLQAモデルが適用されます。一部のドキュメントをインポートした後でプロジェクトにLQAモデルを追加すると、既存のドキュメントにLQAモデルがない場合は、既存のドキュメントにLQAモデルが適用されます。
- これで、翻訳エディタでドキュメントを確認できます。セグメントごとにLQAフィードバックを指定できます。そのためには、Shift+Enterキーを押してセグメントを拒否します。LQAモデルがある場合、LQA エラーを入力ウィンドウが開きます。選択を行い、OK(O)をクリックします。フィードバックがドキュメントに保存されます。
- 文書が完成したら、その文書を納品して次の担当者に渡すか、前の担当者に戻して、指摘した問題を再確認してもらいます。
- ドキュメントが完成した後、またはすべてのドキュメントが完成した後、プロジェクトマネージャはmemoQからLQAレポートを取得して、翻訳者やレビュー担当者に体系的なフィードバックを提供できます。