編集距離レポートの作成

編集距離レポートは、プロジェクトにおける翻訳者またはレビュー担当者の作業量を示します。プロジェクトでの作業に要した時間ではありません。そちらを知りたい場合は編集時間レポートを使用します。

編集距離レポートは、既存の翻訳がどの程度変更が必要だったかをを示します。

  • レポートが翻訳者の作業を測定する場合:翻訳メモリ一致に対してどの程度の変更を加えなければならなかったかが示されます。
  • レポートがレビュー担当者の作業を測定する場合:具体的には、翻訳者の作業をどの程度修正しなければならなかったかが示されます。

    納品済み文書と確定済みセグメントのみ:編集距離レポートはプロジェクト全体を見渡します。ただし、対象となるのは納品された文書の確定されたセグメントのみです。

編集距離レポートでは、編集前のテキストをどれだけ編集すれば編集後のテキストに到達するかが計算されます。違いは、選択した文字またはパーセントで表示されます。

  • レーベンシュタイン:違いは文字で表示されます。
  • あいまい一致:差分は割合で示されます。結果は、分析レポートのマッチ率のグループと同様に、割合別にグループ分けされます。

    一致がない場合は距離が100%になります:翻訳者の作業量を測定しているとします。一致がないためにすべて最初から新しく翻訳を入力する必要があった場合は:編集距離は100% (または変換の文字数) になります。

操作手順

  • ローカルプロジェクト (およびオンラインプロジェクトのチェックアウト済みコピー):プロジェクトホームで、概要を選択します。レポートタブをクリックします。編集距離レポートで、新規レポートをすぐに作成をクリックします。
  • オンラインプロジェクトの場合:memoQ オンラインプロジェクトウィンドウで、レポートを選択します。編集距離レポートで、新規レポートをすぐに作成をクリックします。

    オンラインプロジェクトでの選択肢は限られている:作成できるのは挿入一致テキストVS現在の翻訳レポートだけです。その他のオプションについては、プロジェクトをチェックアウトしてください。

editdistance_report

その他のオプション

単語数と文字数のカウント方法を設定します。

Trados 2007スタイルのワードカウントを使わないでください:通常、memoQはMicrosoft Wordのように単語を数えます。かつて、Trados 2007以前 (Trados Translator's Workbench) が翻訳ツールとして支配的な立場にあった頃は、翻訳会社が比較できるようにmemoQが同様のワードカウントを生成できることが重要でした。しかし、今はもうこのような状況にありません。Trados 2007スタイルのワードカウントを使うのは、クライアントが過去のバージョンのTradosをかたくなに使い続けている場合のみにしてください。

完了したら

編集距離レポートを作成するには:OKをクリックします。

レポートを作成せずに概要ペインに戻るには: キャンセルをクリックします。